Orbisphere M1100 光学式酸素センサー

Orbisphere M1100 光学式酸素センサー
従来の隔膜式溶存酸素計(DO計)と比較して、高精度かつ高速応答な溶存酸素測定(DO測定)を可能にしたインライン用の光学式溶存酸素計(DO計)。ハイパフォーマンスでありながら、メンテナンスの負担が非常に小さい点が好評で、ビール業界で非常に実績のある製品です。 .

主な特長
・ 溶存酸素(DO)測定精度:±0.8ppb
・ 校正頻度:2回/年、蛍光スポット交換:1回/年
・ 配管工事不要、表示機本体の設置も簡単

測定原理
蛍光式酸素センサ測定原理
【蛍光式酸素センサーの概要】
蛍光の消光現象(クエンチング現象)を応用した測定方式です。
左図のように、蛍光スポットの蛍光体(図中①)に青励起光(図中②)を照射すると、赤い蛍光(図中③)を放ちます。この時、蛍光の減衰時間はサンプル中の溶存酸素濃度によって変調しますが(消光現象)、酸素濃度が高くなるに従って減衰時間が早くなります。この現象を利用することで、蛍光強度を計測することにより酸素濃度が定量できます。

システム構成と取付方法
酸素センサ システム構成
【システム構成】
(1) 表示機本体(410)
液晶画面に溶存酸素濃度と温度を表示。タッチパネルなので設定の変更も簡単。アナログ出力(4-20mA)、警報信号出力。パネル取付型/壁掛型から選択

(2) 光学式酸素センサー(M1100)
インラインでサンプルの溶存酸素を測定

(3) センサーケーブル
酸素センサーと表示機本体を接続。3m/5m/10m/15m/20mから選択

(4) センサーソケット(29501.0)
酸素センサーの取付座。直径50㎜以上のサンプルラインに溶接する。SUS製

従来のオービスフェア隔膜式酸素センサーのセンサーソケットとは互換性があるので、既設のソケットに光学式酸素センサーを接続することが可能です。